ふと思った事

 二期で最初のほうで登場人物の紹介があった時、勇利まだ車椅子なんだ……そうだよね、そう簡単に治ったりしないよなーと思いました。
 で、話が進むとマックのBESの話が出て来て、これで勇利の脊椎損傷とか諸々治せるんじゃないかって予測も出て来てたんですが、何か勇利選ばなさそうだなーと思って。
 なんか自分自身の力以外のものの助力を拒みそうな気がしてたんですよね。樹生にリングに立つのはギアじゃなく自身だと説いたように。
 で、そこらへんの感想とか色々見ていて、勇利はあのかけがえのないメガロニア決勝戦を無かった事にしたくないから、治さないんじゃないかって意見も見まして……そうかー確かにそういう視点もあるのかもなって思いました。

 一期の勇利って自分の力を出し切って充足してリングを降りたし、もう二度とリングに上がれなくなってもあの決断は後悔しない、と告げているんですけど。
 かつての自分かそれ以上に才能を見せるリュウの育成をして、その姿をリング下から見上げているうちに、自分の夢を重ねていったんだろうなって感じがします。要するに欲が出てきたというか。
 多分本人がその気になれば、BESでリハビリしてもう一度歩く選択肢も出てくるんじゃないかと思うんですが、二期初めの勇利はもし提示されても、かたくなに拒んだろうなと思います。
 なぜなら勇利はメガロニアに強くこだわっているから。あの結果を無かった事にしたくないのであれば、拒む以外の選択しないだろうなと。

 で、リュウの敗北でもう終わりだとおもうほど絶望した後、リュウ自身の強さに心打たれて、敗北にも意味があると理解した今では、もう少し別の未来があってもいいと思えるようになったらいいなーとか考えてました。
 まぁそれでも多分BESは選ばないかもですが、もしかしたら、何かの拍子に選ぶ時があるかもしれない。
 伝説の一戦にこだわるのではなく、これからの自身のために、そうしようと思える瞬間があるかもしれない。

 どんな形であれ、勇利が自分で納得して選んだ結論ならそれでいいと思うんですが、二期を経てその選択肢が増えたのかもしれない、そんな風に考えられる終わり方だなーと何かしみじみ考えてしまいました。